社員を知る

製法開発した案件が製造へ。
一連の開発に携われるやりがい。

T.Sさん

医薬・化成品事業部 合成技術開発室
2014年入社
専攻分野:生命科学系修了

専攻していた有機合成を活かせる研究職に絞って就職活動を行いました。ヤマサ醤油では一人ひとりの裁量が大きいところに魅力を感じ、入社しました。

合成技術開発室は薬品化学研究室から上がってきた品目に関して製法改良やスケールアップを行い、製造への橋渡しをする部署です。薬品化学研究室では数十ミリリットルから1リットル程度のスケールで医薬品原薬や中間体の製法開発が行われています。合成技術開発室では実際の製造現場で数千リットルの製造を行うことができるように、サイズを大きくした場合の条件検討や、安全性を高める検討を行います。私は現在、医薬品原薬中間体の製法開発を行っており、研究室の試験結果を元に、パイロットプラントでの数十リットルのスケールへの検討を主に行っています。また、最近では実際の工場での1000L製造の立会等も行っています。スケールが大きくなるにつれて関わる人間の数や費用が増大するため、プレッシャーはありますが、目に見える形で研究が進んでいることを実感できるこの仕事は非常にやりがいのあるものと感じています。

初めは1g→数十L→数千Lへ。

薬品化学研究室に在籍中に製法開発した案件を合成技術開発室で引き継ぎ、実際に製造現場で製造に携われたことは強く印象に残っています。初めは研究室で1gに満たないスケールで最適な条件を探索した製法開発が、パイロットプラントで実際に手を動かして数十リットルの製造を実施し、数千リットルの製造設備で合成が行われた時はガッツポーズしそうになりました。工場も製造設備も新規という中での製造であり、不安が大きかった分、何の問題もなく製造できたことは本当に嬉しかったです。着手してから4年ほどかかりましたが、一連の開発に携わることができたことは、貴重な経験ができたと思っています。

自分の考えを持ち、自発的に動くことの大切さ。

ある時、工場で製造したサンプルが規格外となり、原因究明を行ってほしいと私のところに話が来ました。原因究明の検討は特別なものではありませんでしたが、製造部門、品質管理部門、営業部門など多数の部署と密接に関わる必要があり、何よりスピード感が非常に求められる業務でした。自分で会議を開いて実験内容を議論し、実験の結果がでたらすぐに会議を開いてまた議論する。大変な仕事ではありましたが、自ら動くことでたくさんの方に助けてもらいました。自分の考えを持ち、自発的に動くことができれば、周りはいつだって力を貸してくれるのだと感じました。

自己評価する入社後からの成長度

入社時

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  • 9

  • 10

成長を実感

成長点数:6点、理由とキッカケ

製法開発は研究室の中で完結するわけではなく、製造現場、品質管理部門など多くの人が関わり、助け合いながら仕事をしていると日々感じています。今後は広い視野を持ち、全体を見渡したうえで仕事ができる研究者になりたいと思い、今は6点としました。

ある1日の流れ

  • 8:30

    出社、メールチェック後に昨日夜のうちに行った実験・分析の処理、解析

  • 11:00

    昼食

  • 12:00

    午後からの業務、会議
    ※日によって異なりますが、最近では他部署の人や他社との会議が増えています。

  • 18:00~
    19:00

    業務終了