社員を知る

研究や開発の要素もある営業。
どちらの魅力も得られる仕事。

S.Sさん

特販事業部 特販2課
2010年入社
専攻分野:食品科学工学

食品業界の中でも素材、添加物、原料などのメーカーを中心に就活。研究や開発の要素もある営業職がヤマサにあると知り、両方の仕事が出来ると魅力を感じて入社。

特販事業部はお客さまから特別に注文された商品を企画・製造・販売していく部です。常に新規商品となり、特販営業はお客さまの要望やイメージを特注製品開発室に伝え、共に商品を作っていきます。営業職でありながら、研究や開発職の知識が必要であり、入社後は研修として2年ほど開発室に所属します。この期間で専門的な醤油及び調味料の知識や製造分野を学びます。醤油といっても例えば業務用だけでも30種類以上の醤油があります。お客さまは醤油を1つのパーツとして商品を作り上げるため、最も適切なパーツ(醤油等)と効能をお客さまに提案できるかが非常に大事です。お客さまのイメージを「アレとコレを使って」と翻訳し、開発室に伝えられるのは研修のおかげだと感じています。

攻めるのは弁当か麺か。戦国絵巻。

特販2課では主にスーパーやコンビニの持ち帰り惣菜や持ち帰り弁当などの中食ユーザーを担当しています。仕事は大きく分けて2つあり、1つはお客さまから要望された商品を提案する仕事。もう1つは自主的に提案をする仕事です。要望を頂く場合は競合他社とのコンペになることが多く、コンビニはメニューが3週間に1度くらい変わるものもあるので、翌日にサンプルと提案書を持っていく案件がザラにあります。いかに早く最適なものを提案できるか熾烈な戦いとなり、麺類は制覇したが弁当は他社に持って行かれたなど、常にチャンスとピンチが隣合せの戦国さながらの仕事です。自主的に提案する場合はコンペがなく理想的ですが、お客さまに響く提案ができるかが肝になります。そのため常に消費者目線で店を見て、実際に食べて、改善点を提案します。採用がされ、商品となり、買っていく方を見た時は最高にやりがいを感じます。

市場調査肥満はロードバイクで撃退!

今まで自主的に提案をして、とても喜んで頂けた仕事に「天ぷらのつゆ」があります。某スーパーの天つゆは水で薄めて使用する濃縮タイプでした。惣菜を買って行く方はすぐに食べたい方がほとんどです。そこで、ストレートタイプを提案したところ、先方担当者も同感し「手つかずで気付いていなかった」と喜んで頂けました。消費者ならどう感じるかを体感することはとても大事です。販売時期を先取りし、夏におでん、冬にざるそばを各コンビニチェーン分、1週間毎日食べて味を分析することもあります。牛丼を販売するから市場調査をしてほしいと要望があれば、あらゆる牛丼を揃え、3食牛丼の時もありました。当然、太ります。でも職業柄致し方ないので、入社後、ロードバイクをはじめました。峠を走ったり、大会に出たり、運動は大事だなぁと実感しています。