社員を知る

醤油関連のヤマサ商品はすべて
自分の手元から生まれている。

K.Kさん

製造本部 醸造部 醸造課
2013年入社
専攻分野:園芸学研究科卒

大学の研究室の専攻が微生物工学だったので、醸造や乳酸菌に興味があり、食品メーカーに絞って就活。100社程エントリー。ヤマサから一番早く内定を頂き入社。ネームバリューも魅力だった。

醸造課は主に3つの工程に分かれています。簡単にご説明すると、1つ目は醤油の原料である大豆と小麦の加工処理から製麹の工程まで。製麹とは蒸した大豆と炒った小麦に「種麹」を加えて「醤油麹」をつくることで、醤油醸造において最も重要視されている工程です。2つ目はもろみの仕込みと発酵・熟成。3つ目は圧搾です。私は1つ目を担当しており、この工程には約50名のメンバーがいます。製造の予定を組み、それが正しく行われているか管理・監視し、品質のチェックをして、実績をデータベースにアップし、管理していくというのが日々の流れです。年次で見ると、年間の予算に対して大豆と小麦をどれだけ使用するのか。機械はどういう周期で修理していくかといった視点も求められます。業務範囲は現場管理、労務管理、品質管理、予算管理など多岐に渡っています。

人が働きやすい環境をつくりたい。

現場で働く人を管理する立場であり、自分が作業をするわけではないからこそ、どうしたら約50名のメンバーが働きやすくなるか。その環境づくりに関心があります。約50名のメンバーに同じアイデンティティーの人はいなので、そのような人たちのことをどう理解するか。日々、考えています。メンバーの中には監督者が数人いるのですが、彼らの教育や監督者としてのスキルアップなども定期的に正式な場を用意して、徹底的に話し合います。何でも言い合える関係づくりのために自分から相談もします。昨年は前例のない製造量に挑戦し、実績を残しました。当初は会社から命じられた製造量でしたが、目標達成するためにあらゆる製造パターンの構想を練りました。人員が足りなかったため、「力を貸してほしい」と他部署にも応援を要請し、メンバーのモチベーションアップにも力を入れました。実績を残すことができ、今はホッとしているというのが正直なところです。

醤油は未知が多いアイテム。

醤油はまだまだ未知の部分が非常に多く、そこが魅力だと感じています。醸造課の仕事は微生物を相手に麹をつくったり、もろみを管理したり、醤油に日々対峙しているという誇りがあります。また、全国で販売しているヤマサの醤油関連の商品はすべて私の手元を通っているという自負があり、それはとても大きなモチベーションです。先日、自社の採用活動で母校の大学に訪れた際にこの話をしたら、先生が「泣けてきた」と感動してくださいました。今後は、品質管理に時間を割きたいです。とはいえ、メンバーの教育にも力をいれていきたく、やりたいことはたくさんあります。将来的には醸造課の仕事をすべて網羅したいと考えており、その後はジョブローテーションで、よりお客様に近い部署への異動が希望です。ヤマサには様々な部署があるので、いろいろ挑戦できる環境があり、そこも大きな魅力だと感じています。