社員を知る

試験管から現場レベルまで
さまざまなスケールで
醤油を追究。

R.Mさん

製造本部 醸造部 醤油研究室
2017年入社
専攻分野:大学院 生命環境科学研究科 生物資源科学専攻 修了

食品の研究・開発に興味があり、自分が関わった商品を多くの人に届けたいと有名企業へ就活。学生時代に得た知識を活かせそうとヤマサ醤油に入社。

醤油研究室は、主に醤油醸造に関する基礎的な研究や醤油の開発・改良の検討を実施している部署で、現在20名程度が在籍しています。麹菌や耐塩性酵母・乳酸菌などの微生物に関する研究や、味や香りに関する研究など、多岐にわたるテーマに積極的に取り組んでいます。私はもろみ管理や圧搾などの醤油醸造工程の改良の検討や、醤油醸造関連微生物の基礎的な研究をしています。大学では、醸造とはほとんど関係のない細菌に関する研究を行っていましたが、大学で学んだ微生物学や分子生物学などに関する知識は業務に生かせることが多いです。醸造に関する知識は入社してから得たものがほとんどです。学生時代に微生物や醸造に関連する研究を実施していたかどうかは、醤油研究室で働く上ではあまり重要ではないと思います。むしろ、学生時代に研究を通して精神的に成長することの方が重要だと感じています。

論文がアクセプトされ自信が持てた。

入社後の仕事で印象に残っているのは、3年目の時に醤油酵母に関する学術論文がアクセプトされたことです。研究を始めた時はうまくいかないことが多く、自分は研究職に向いていないのでは…と落ち込むこともありました。けれど、アクセプトされたことで少し自信を持つことができました。学術論文をまとめるためにくじけずに頑張った経験が、現在の業務にも生きていると思います。

チームワークで完成した、お気に入りの土産品。

ヤマサ醤油の本社では工場見学を実施しています。醤油がつくられている様子を見学できるだけでなく、工場見学センター内の「しょうゆ味わい体験館」では醤油の美味しさのヒミツやこだわりを実際に見て・体験して学ぶことができます。この「しょうゆ味わい体験館」で販売されているお土産品の製造委託検討を入社3年目に始めました。製造委託先や製品開発室、品質保証部と密に連絡を取り、販売までに数年かかりましたが、良い製品ができたと思います。私も実家へ帰省する際にはお土産として買っているほどです。こうした現場レベルの仕事を遂行するには、多くの人との連携が必要になります。今後もより一層、チームワークを強化し、推進力をもたらすことができる人材を目指したいです。

自己評価する入社後からの成長度

入社時

  • 0

  • 1

  • 2

  • 3

  • 4

  • 5

  • 6

  • 7

  • 8

  • 9

  • 10

成長を実感

成長点数:6点、理由とキッカケ

試験管レベルの仕事から現場レベルのスケールの大きい仕事まで、幅広い業務に携わることで、様々な視点を持てるようになってきたと思います。現在は様々な分野において技術の進歩が著しく、乗り遅れないようするために、まだまだ視野を拡大する必要があると思い、6点としました。

ある1日の流れ

  • 8:00

    出社、メールチェック

  • 9:00

    実験

  • 10:00

    進捗報告会議

  • 12:30

    食堂で昼食

  • 14:00

    現場レベルでの試験の様子を確認するために、工場の諸味タンクへ

  • 16:00

    データのまとめ、メール返信

  • 18:00

    業務終了