メーカーの軸となる「製造」。
様々な視野から商品を
多面的に見られる。
製造本部 製品部 製品課
2019年入社
専攻分野:生命理工学系修了
家庭用食品やOTC医薬品のメーカーを中心に就活。中学生の時に「鮮度の一滴」の革新的な容器構造に感動したことを思い出す。歴史ある会社のチャレンジ精神に魅力を感じ、ヤマサ醤油を志望。
製品課の工程は製造と充填に大別されます。製造工程では醤油をはじめとした原料をブレンドし、つゆ・たれ類の液製造を行っており、製造工程で作られた液や他部署から受け入れた醤油を充填工程にてボトルに充填して製品が完成します。また、液体調味料だけでなく核酸系うま味調味料の製造も行っています。製品課では100種類近い製品群の「安定供給・高品質の維持」を仕事にしています。より効率的に、高品質の製品を、限られた人数で生産するためには、どのような工程改善が可能かを常に追求しています。特に80名弱のメンバー全員が働きやすい作業環境作りは重要な課題です。他にも、新製品の立ち上げに向けた開発部署との製造条件の検討、工場査察の対応など、業務内容は多岐に渡りますが、それだけやりがいを感じる機会も多い仕事です。
入社後3年間は醤油関連の研究に取り組んでいました。研究所では製造現場と協力して進める課題もある中で、徐々にメーカーの軸となる「製造」に興味を持ち始めました。そこで、社内の自己申告制度にて自分の希望を会社に伝えたところ、4年目より製品課への異動が叶いました。研究所では基礎研究が主で、ヤマサ醤油の商品と直接関わることはあまりありません。そのため、製品課へ異動してから立ち上がった新商品が実際に発売されて、スーパーに並んでいるのを見た時は「うちのラインで流れていた商品だ」と実感が湧きました。
新製品が立ち上がった時やトラブルが発生した時は、製造現場はもちろん、商品開発部や品質保証部、場合によっては設備メーカーなど社外の方とも入念に話し合う必要があります。関わる部署が多ければ様々なバックグラウンドを持つ方々と話す機会が生まれ、自分にない視点からの意見をもらうことで、多面的な見方ができるようになります。研究をしていた頃は一つのことを突き詰めることに価値を感じていましたが、より幅広い知識や技術に触れられる楽しさを知れたことは、今の部署に配属されて良かった点の一つかもしれません。
製品課に異動して1年目のため、学ばなければならないことが山積みです。とはいえ、今後、新たに得られる知見や成長の機会も多いと感じており、現時点での成長度は3点としました。今後は製造に関わる部署を上流から下流まで可能な限り広く経験し、俯瞰的な視野を養っていきたいと考えています。